【Road to London】どこよりも早い(?)2019Nitto ATP Finals出場権争い展望(全豪OP終了時点)

2019年の全豪OPは、ジョコビッチが衝撃的な強さを見せつけ幕を閉じました。まだ2019シーズンはGS1大会を終えただけですが、逆にこの時期にFinals争いの展望をやったら面白いのでは、ということで半分ネタ記事シリーズです。

画像出典:https://www.atpworldtour.com/en/tournaments/nitto-atp-finals/605/overview
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全豪OPの成績と最終レースランキングを振り返ってみる

そもそもネタ企画なので、細かいことは色々棚に上げておきます。ということで、GS優勝者特例とか、上位者棄権による9位以下の繰り上がりとかは一旦完全無視します。純粋に、全豪OPの結果最終レースランキング8位以内の関係性を見てみましょう。現在のポイント制度となった2009年以降をまとめてみました。

【表1】全豪OP上位進出者の最終レースランキング(2016〜2019)
【表2】全豪OP上位進出者の最終レースランキング(2012〜2015)
【表3】全豪OP上位進出者の最終レースランキング(2009〜2011)
【表4】2009〜2018全豪OP結果別の最終レースランキング8位以内割合

最終レースランキング8位以内の選手を赤く塗りつぶしました。

ちなみに今回のテーマと直接関係ないですが、ATPの公式ページのレースランキングがかなり過去まで遡れるようになりました!昨年調べた時は2014年以降のデータしかなかったので、私にとっては物凄く嬉しいニュースです。

さて表に戻ると、優勝者・準優勝者は例外なく8位以内に入っています。もっと言うと、優勝者は8/10で1位か2位で一番低くても4位、準優勝者は8/10で4位以内です。つまり、ジョコビッチは2位以内、ナダルは4位以内となる可能性が非常に高いと言うことですね(短絡的)。まあ現実問題、大きな怪我がない限り彼らがこのノルマを達成できない可能性は限りなく低いでしょう。

SFの述べ20名は75%の確率で8位以内にランクインしています。昨年の印象が強かったのでここまで割合が高いのは正直予想外でした。さらに、2013ツォンガや2016フェデラー、2018チョンは怪我での離脱もあったため、一年間大きなアクシデントが無ければかなりの高確率で8位以内を確保できていると言っていいでしょう。今年はFinals出場経験のないプイユとチチパスの2人がSFという成績を残しています。特にチチパスは昨年から非常に期待されていますが、プイユにせよチチパスにせよ、今年8位以内でフィニッシュするとなれば大きなサプライズとなるでしょう。

QFの述べ40名は約半数となる19名が8位以内にランクインしました。そして、36/40がTOP30、32/40がTOP20に輝いています。今年のQFで言うと、TOP10常連の錦織ラオニッチやここ数年20位前後をキープしているアグーはともかく、ティアフォーがTOP30やTOP20に定着できるシーズンになるのかは注目ポイントですね。

R16では一気に割合が下がり、毎年1人程度しか8位以内に入っていません。そして、8位圏外の選手たちのランクも一気にばらけてきます。語弊を恐れず言うと、R16までは運や勢いで上がってくることができても、QF以上は一年間通して活躍できる実力が無いと難しい、GSのQFはマグレでは行けないよ、ということが言えるかもしれないな、と感じました。R16とQFの間には少し壁がある印象です。

しかし、今年のR16の選手たちはかなり豪華なメンツが揃いました。ここから1人程度しか8位以内に入れない、という姿はなかなか想像しづらいですね。Finals常連と言ってもいいフェデラー、ベルディヒ、チリッチ、A.ズベレフに加え、出場1回ながらFinalsを制したことのあるディミトロフ、錦織戦で見せた素晴らしいテニスで中堅の殻を破る兆しを見せているカレーノブスタ、非常に期待値が高い若手のメドベーデフ、チョリッチ。常連組はもちろん、その他の選手も含めて誰もが8位以内を狙えるメンツだと思います。

R16圏外からは述べ17名が8位以内にランクインしており、毎年2名弱くらいがここに該当しています。昨年だとA.ズベレフ、デルポトロ、アンダーソンの3名ですね。今年で言うと、昨年Finalsに出場したアンダーソン、ティエム、イズナーが早期敗退を喫しています。また、ワウリンカやツォンガ、そして全豪は欠場しましたがデルポトロなども怪我からの完全復活を果たすことができれば十分狙えるだけの実力を持っています。

【表5】2009〜2018全豪OP結果別の最終レースポイント平均値・中央値

こちらは過去10年間の全豪OP結果別の最終レースポイントの平均値と中央値です。

優勝者はほぼ1〜2位、準優勝者はほぼ1〜4位というのもうなづけるポイントです。ちなみに、全豪OPは実は最もBig4に支配されていて、過去10年の決勝進出者述べ20名のうち18名がBig4です(残り2人は2014ワウリンカと2018チリッチ)。最後まで言わなくてもわかりますね?まあそういうことでしょう。

大体3000pt台中盤くらいが8位のラインになってくるので、ちょうどQFの真ん中くらいがボーダーとなってくるイメージです。SFとQFは単純に全豪OPで360pt差があることを考えると、それ以外ではそこまで大きな差が無い印象を受けました。一方で、QFとR16は倍近い差が付いています。基本的に全ての大会で1ラウンド先まで進むと倍近くのポイントを獲得できます。その観点では、QFとR16の選手には1ラウンド分近い明確な差があり、SFとQFはそこまでの差がなく、FとSFはまた1ラウンド分近い差がある、という感じですかね。QFに一つ目の大きな壁Fに二つ目の大きな壁があるというイメージでしょう。

まとめ

一応今年の話なので鬼にも笑われないだろう、ということでやってみた今回の企画ですが、結論としてはまだ分からないよね、という至極当然なものです。

ただ、想像していたよりは全豪OPの結果と最終レース8位以内の相関性は高いなと感じました。皆さんの想像と比べるとどうだったでしょうか?

でも、果たして同じ傾向が今年に現れるかどうかはわかりません。むしろ、前述の通り今年はR16が非常に豪華な面々、SFにはまだ未知数な二人、ということで少し異なる結果となることも十分に考えられます。

今年はどんなシーズンとなるのでしょうか?

以上、どこよりも早い(?)Finals出場権争い展望でした。

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